Madone SL を(SLRみたいな)最強のSLにしてみようかな!との野望をお持ちの方に

GEN8まで進化したMadoneはレースやファンライドでも多く見られるようになってきました。今季絶好調のMadone SLR Gen8 勝利増産体制まっしぐらです!

OUDENAARDE, BELGIUM – APRIL 06: Mads Pedersen of Denmark and Team Lidl – Trek competes passing through the Koppenberg cobblestones sector during the 109th Ronde van Vlaanderen – Tour des Flandres 2025 – Men’s Elite a 269km one day race from Bruges to Oudenaarde / #UCIWT / on April 06, 2025 in Oudenaarde, Belgium. (Photo by Dario Belingheri/Getty Images)

Madoneは良いのだけどSLRまではちょっと手が届かないなあ・・・ そんな悩みあると思います

SLグレードとSLRグレードの違いはフレーム素材OCLV「Optimum Compaction Low Void(最適圧縮低ボイド)」が異なります。OCLVの詳しい説明はここでは割愛させていただきますがSL(OCLV500)、SLR(OCLV800)と使用されるカーボンクロスの細さ、強度が数字が大きくなるほど緻密に編み込まれるようになり軽さと強度が増すことに繋がります。

実測数値としてはSLグレードフレームで約960g、SLRグレードフレームで約750gほどとなりますが重量だけが全てとは言えませんが、約200gほども異なるのでスポーツバイクの全体重量からする比率からはかなりの違いと言えます。当然乗り味にも大きな影響を与えますが、今回そこは目を瞑って・・・いかにSLRに近づけるかを考えてみます。


その① 素材となる車体選び

SLグレードはSL5がボトムなのでこれこそが一番の下剋上と言えるでしょう・・・

Madone SL5 Gen8 ¥449,000 カラーは白(Gloss Crystal White/Matte Deep Smoke)、黒(Matte Deep Smoke)、青(Hex Blue)から選ぶことになります。どのカラーでもとてもスポーティですね!


その② ホイールをカーボンホイールに

スポーツバイクをアップグレードするに一番効果的なパーツ交換として知られるホイール交換です。ミニマムでもタイヤ交換、チューブレス化などもありますが、初期段階で導入しちゃうのが一番!なぜなら後から買うにはちょっと勢いが必要な金額になってしまうから・・・です。はい、安くはないです。上位グレードが高いのはこのせいでもありますが、bikeportではこの願いを叶えるべくデフォルトのパーツを”下取り”します。これによってパーツがダブることもないですし、何せ再び売りに出すなんて手間も省けます。下剋上優先順位としては筆頭です。一つ上位のSL6よりほんの少し上のグレードを選ぶとこれです。

◯Bontrager Aeolus Pro 51 TLR Disc Road Wheel(F:¥109,900、R:¥129,900)

51の名の通り51mmリムハイトはエアロを感じさせる迫力とパフォーマンスのちょうどよい妥協点です。デフォルト装着のParadigm SLホイールは前後で約1850g程度、Aeolus Pro 51ホイールは1590gですので約260gの軽量化に繋がります。これより上位グレードを導入すれば当然重量差は大きくなりますので期待値は高まりますね!


その③ ハンドル、ステムのコックピット周り、サドル交換で重心高い部分の軽量化

続いて二輪車の特性から重心を下げると劇的に乗り味が改善されるポイントとしてバイク上部にあるコックピット周りとサドル交換です。

ハンドル、ステムはSL5ですとアルミ製が使われておりますが、この部分をカーボンパーツに交換するとバイクの前半分が驚くほど軽快になります。しかもこの部分の変更がSLR化には一番の見た目ポイント!ですね。

SLRのステムハンドル一体型に変更するにはこれらが必要です。

◯Trek Aero RSL Roadインテグレーテッド ハンドルバー/ステム ¥89,900

ハンドルバーサイズ、ステムサイズを選択しないといけませんのでバイクフィッティングを強くオススメします!この値段かけて失敗した、は許されませんよね^^; 今月はキャンペーン価格にてフィッティング受けられます!詳しくはこちらご覧ください。

※ここで注意です。SL5のヘッドセットはRCSステム対応になっているので一体型ハンドル専用品に交換しないと使用できません!!

必要なのはこちらの4点です・・・

W5316081(高い:純正装着品)¥4,800 または5325626(低い)¥2,800ヘッドカバー、W5316080(15mmコラムスペーサー)¥1,100、W5316079(5mmコラムスペーサー)¥800、W5315339(ヘッドスプリットリング)¥2,600となります。コラムスペーサーはライダーによって異なるので必要な分だけとなります。

サドル交換についてはとても難しいのですが、軽量化だけに焦点をあてればこちら一択です。

トレック RSLサドル ¥59,900 純正装着のAeolus Comp と比較すると121gの軽量化になります。


◯コンポーネントの変更

SL5はご存知Shimano105グレードの機械式油圧コンポです。これはSL6を意識したらULTEGRAに変更することで一気に7グレードにアップします!コンポのセット重量はサイズもありますし大体になりますが105機械式で2900g,ULTEGRA 2400gです。その差なんと500g!!ULTEGRAは105より軽量な部品で構成されておりその差は見た目以上に違います。機械式105からDi2105に変更を一案あるかもしれません。その際はクランク、スプロケット、ブレーキなど流用できるパーツが多いのでコスト削減できますね。


まとめ

SL5を下剋上アップグレードで目指すにはほぼSL7の方向が費用対効果を感じるかもしれません。ちなみにメーカー公表のSL5とSL7の重量差は約1kg!そこにホイール、ハンドル、サドル、コンポを導入するかどうか。一気には難しいならば徐々に変えていくのもありです。新車時であればbikeportのパーツ下取りをご利用いただくのもアリです。一例として下取りを含めて金額を見積もったところ(パーツに多少差異があります)SL7にするより安いご予算でSL7の内容にアップグレードすることが出来ました。 ご興味ある方は一度店頭にてご相談ください。

水澤 耕一

二子玉川店ストアマネージャー「日本一TREKを販売した男」

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