道具を使用するスポーツはその使い手にフィットさせることが一番大事ですね。スポーツバイクでも同じです。いや、特に大事と言い換えましょう。
ずばり、合わない道具でそのままにしておくと快適でないばかりか痛みや怪我、障害へと発展してしまうかもしれません。健康目的でサイクリングを始めたのにそれでは本末転倒ですね。
今回は頚椎関節を少し深めに屈曲させると痛みを感じてしまうライダーさんの悩み解決です。


悩めるライダーさんのバイクはこちら・・・ 間違い探しではありませんがハンドルの”シャクレ”度合いがスゴイ!
多くの皆さんはドロップハンドルのどこを握っていることが多いでしょうか。はい、レバーフードを握る事が多いかと思います。ということはこちらのライダーさんはサドル上面より握り位置が高いので上体角度と呼ばれるいわゆる上体が起きたポジションにせざるを得ない問題を抱えていることがわかります。
このハンドルバー角度が場合によっては危険になります。ブレーキがかけにくい角度が発生すること、せっかく多くのタッチポイントを持つドロップバーですが、肝心のドロップさせた”下ハンドル”部分を持つことが出来ません。それどころかレバーフードを持ち”立ち漕ぎ”が極端にしにくくなることがわかります。
解決しましょう。
提案するハンドルバーはこちらです。



バークランプ部(ステムで固定するところ)からバーが極端にライズ(アップ)していることがわかります!
◯Dixna製「ニーザー2ハンドル」9,900円を使用しました。
実車に装着するとこうなります。



装着前とレバーフードの高さを揃えます。
ハンドルバーの”シャクレ”が無くなり、本来のドロップバーの利点が多く復活しました。
このようにステムクランプがすでにコラム最上部の場合はこの手の商品一択ですね。痒い所に手が届くハンドルバーです。
実際にこの後に悩めるライダーさんに実走いただき、自然に立ち漕ぎが出来るとの感想をいただきました。提案した者として一安心。今後も更に楽しいサイクリングをしていただきたいと思います。今回はご用命ありがとうございました。